new Collision Devices | TARS DLX GIB横浜

Collision Devicesはフランスでハンドメイドされるブティックエフェクターブランドです。 2016年頃の創業と若いブランドですが、欧米を中心に大きな支持を集めています。 こちらのTARS DLXというペダルは、2つのアナログファズと2つのアナログフィルターを搭載したおそらくは唯一のペダルです。 元々TARSという評価の高いペダルがあり、そちらを発展させたモデルがこちらです。 Fuzzパートは同社のBlack Hole SymmetryのSingulartyパートから抜き出されたものです。 それをKORG MS20をモチーフとしたフィルターを通してノイジーな質感で仕上げています。 まずはファズパートから。 GainはJFETトランジスタによる入力の後に配置され、シリコントランジスタによる増幅とクリッピングのパートに続きます。Masterはボリューム。ここは想像通りです。 追加されたBLASTというファズは、サーキットの一部をフィードバックさせ、より重厚で燃えるような質感を追加します。 そしてフィルターパート。 LPFとHPF、そしてそれぞれのRESONANCEコントロールがメインです。 二つのフィルターは自在に周波数帯可能で、Resonanceによって増減を可変します。 2p/4pスイッチは、この部分の特性のキャラクターを変化させます。 これらのフィルターはとても強力で、ギターやベースのEQというよりはシンセサイザー的。MS20がモチーフだということを強く感じます。 Sと書かれたスイッチによって、フィルターを二つのファズの片方か両方、どちらに適用させるのかを選べます。 Sモードがオンの時にCRASHフットスイッチを長押しすると、ADD FUZZがオンになります。 短く押すとBLASTがオンになります。 フィルターはEXPペダルでコントロール可能で、普通ではありえない新しい可能性を切り拓きます。 このフィルターをどちらもに適用させるかは、右上のミニスイッチにて選択可能。 Fuzzの質感としてはブチブチしすぎず、比較的ディストーション寄り。 使いやすい質感だからこそ、Cut Offコントロールによる変化が大きく楽しみがある部分だと思います。 これによる音色の変化は非常に大きく、通常のファズではありえない範囲での音作りが可能。 正直なところ、このUIUXやサウンドを文字で説明するのは困難なので、公式のYoutubeをご覧になるか、実際に触ってみていただきたいですね。 人とは違う、モダンで高品質なファズペダルに興味がある方にはぜひ一度お試しいただきたいペダルです。 ヨーロッパの最先端をお試しください。 GIBの職人が厳密な検品の上でお届けします。 付属品 : なし 文章 : 嵯峨駿介 商品写真 : 三浦 頑丈な段ボール箱で発送します。